校長挨拶

校長  和泉屋 紀之

◆校長から生徒の皆さんへ

 本校は、明治6年に船木女児小学(厚狭郡船木村)として誕生して以来、創立150年目を迎えた輝かしい歴史と伝統を誇る学校です。幾多の変遷を経た後、昭和24年に県立厚狭女子高等学校(現南校舎)と県立厚狭中学校(現北校舎)が統合され、山口県立厚狭高等学校(南北二つの校舎)が誕生しました。その後、平成22年に全日制の普通科と総合家庭科が北校舎で、定時制商業科が南校舎で学ぶこととなり、今日に至っています。また、これを機に、校訓「明日を拓く」を制定しました。

●校 訓 「明日を拓く」

 厚狭高校に学ぶ、次代を担う子供たち一人ひとりが、高い志をもち、自らの大きな夢の実現に向かって、どのような困難をも克服し、常に理想を追求し弛みない努力を重ねながら、未来をたくましく切り拓いていってほしい。

 さらには、その一人ひとりの熱い挑戦が、日本の明日、世界の明日を切り拓く力となってほしい。

●スクール・ミッション

 本校の歴史や伝統、地域の実情などを踏まえ、本校に期待される社会的役割やめざすべき学校像を示す「スクール・ミッション」を県教育委員会が設定しています。

【全日制】

 確かな学力と豊かな人間性を育む教育や計画的・効果的なキャリア教育を推進するとともに、他校・他学科や地域・社会と連携・協働した生活の質の向上に向けた課題解決型学習等を通して、未来を切り拓き、地域・社会の発展を担う、人間性豊かな人材を育成します。

【定時制】

 生徒一人ひとりの可能性を生かしたキャリア教育や、持続可能な社会の実現に向けた地域・社会と連携・協働した教育活動等を通して、社会に貢献し、自立して社会を生きていくことができる心豊かな人材を育成します。

●スローガン 「誰かのために 何かのために」

 社会や他者との関わりの中で生きている自分を認識し、より良い関係づくりに自ら積極的に取り組みましょう。

 ※厚狭小学校、厚狭中学校、厚狭高校が共通のスローガンを掲げ、地域で一貫した教育を推進します。

 本校では、校訓「明日を拓く」のもと、教育目標を、「本校の歴史と伝統に誇りを持ち、理想を追求するとともに、未来を切り拓く心豊かでたくましい社会に有為な人材を育成する。」こととし、次の3点に力点を置いて、知・徳・体のバランスのとれた教育を推進しています。

 1 学業に励み、真理を探究する態度の醸成

 2 誠実で、自主・自律の精神の涵養

 3 健全な心と体の育成

 さらに、中・長期目標として、具体的に次の5点を掲げ、教職員一丸となって、生徒一人ひとりの夢の実現を目指し、普通科、総合家庭科、商業科それぞれの学科の特色を最大限に生かして、時代に即した魅力ある教育を推進してまいります。

 1 各学科の特色を生かしたキャリア教育の推進

 2 確かな学力の向上を目指した学習習慣の定着

 3 自主・自律を目指した基本的生活習慣の定着

 4 読書力及びコミュニケーション能力の育成

 5 意欲と自信を持って生活する生徒の育成

また、令和5年度は「自ら考え、行動し、他者と協働する人物の育成 ~大人が育つ学校づくり~」の教育活動推進方針のもと、日々の教育活動を行っています。

 高校時代は、生きがいや働きがいについて考え、本当の自分と理想の自分とのギャップを埋めていくための重要な期間であり、自分の夢を実現するための基礎的な力を身に付ける期間でもあります。

 本校の普通科では「多様な進路に応じた学習指導」を、総合家庭科では「スペシャリストの基礎を育む学習指導」を、商業科では「即戦力の育成を目指した学習指導」を行っています。みなさん一人ひとりが所属するそれぞれの学科で、夢の実現に向けて大いなるチャレンジ精神を発揮し、個性や能力を更に伸ばしてください。

 厚狭高は全教職員が、一人ひとりの夢の実現を全力でサポートします!